経口維持支援(経口維持加算)

こんにちは。いよいよ梅雨入りしましたね。

この季節、寒暖差が激しくて洋服を選ぶのに苦労します。

昨日は半袖、今日は長袖1枚では寒いくらい。

新型コロナも流行しているようです。

皆さま、どうぞ体調を崩さぬようご注意くださいませ。

 

さて、今日は昼食時にミールラウンド(食事観察会)を行いました。

当施設では、ムセや溜め込みなどの問題が生じている方を対象に

経口摂取を維持するための支援を行っています。

この支援は、1か月に1回、歯科医師、歯科衛生士、看護師、介護士、機能訓練指導員、

管理栄養士などの多職種で実際に食べている様子を観察し(ミールラウンド)、

安全に摂取していただくためにはどうしたら良いか検討し、必要な支援を行うものです。

 

例えば、食事観察にてムセの原因が「早食い+嚥下力の低下」であると認められた場合は、

食事を小分けにして少しずつ差し上げる、小さいスプーンを提供する、姿勢を調整する、

食事形態やトロミを変更する、個別の間接嚥下訓練を実施する など

ご本人様に合わせた支援を行いムセの軽減を目指します。

多職種が一同に集まり、1か月に1回食事観察を行うことで、実際の効果を確認し、

様々な視点から状態に合わせた支援を実施することができます。

 

経口維持支援は特別な管理のため、

月500単位、1割負担の方は1か月534円の加算(経口維持加算)となります。

必要と認められた方には管理栄養士より個別にご相談させていただきますが、

あくまでご家族様が希望された時にのみ行う支援となりますので、

ご不明な点は質問していただき、内容をご理解の上、ご検討いただければと思います。

 

ちなみに今日ミールラウンドをした方は、2人とも劇的に症状が改善し、

ムセなく良好に自力摂取しているので、職員全員で喜びました。

このまま維持して欲しいと心から願っています。